三菱総研ほか 大丸有地区で東京ユアコインの実証実験を開始

三菱総合研究所(MRI)は、東京都千代田区大手町、丸の内、有楽町(大丸有地区)において、2020年1月9日から、東京ユアコインの実証実験を開始する。東京都が実施するキャッシュレス推進に関するモデル事業「オフィスエリア型」の実証実験をMRIが受託した。三菱UFJ銀行や三菱地所など、地域の関係企業が協力し、実証期間は2月8日までを予定している。

この実証実験では、スマホアプリを介して、SDGs関連の活動にポイントを付与する。具体的には、東京都の時差Biz(関連記事)の推進や、レジ袋・飲み物のプラスチックカップなどのプラスチックごみの削減だ。獲得したポイントは、大丸有地域のキッチンカー、カフェなどで決済に使える。nanacoポイント、Pontaポイント、Tポイントに交換することや、大丸有地区でのSDGs活動支援のための基金に寄付することもできる。

実証実験の開始に先立つ2020年1月1日、MRIは「地域DX事業部」を新設した。デジタル地域通貨や、MaaSに関連する社会システム構築・拡大を目指した部署だ。東京ユアコインの他にも、多くのサービスの本格実用化に向けた実証を計画している。

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