DeNA子会社 ヘルスケアエンタメアプリが山梨県のPFS事業に採択

ディー・エヌ・エー(DeNA)子会社のDeSCヘルスケア(東京都渋谷区)は、2019年11月14日、「やまなしデータdeヘルス事業」委託事業候補者の優先交渉権者に採択されたと発表した。同事業は、山梨県が2019年から取り組む成果連動型民間委託(PFS)事業。DeSCヘルスケアのヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」を山梨県の国民健康保険加入者向けに提供し、健康増進型の保健事業として展開する計画だ。

kencomは、健康データの閲覧、個人に合わせた健康情報の提供、各種のイベントによる健康維持活動の継続などの機能があるスマホアプリ。健康保険組合や健診施設、生命保険会社などを通じて提供されている。サービスの利用や継続の度合いだけでなく、病気への罹患や医療費の額に対してどのような影響を及ぼしているかも分析し、それをもとにサービスの改善を実施している。今回の事業では、アプリを利用することで減少した医療費を定量的に評価し、医療費財政が健全化した分の一部を委託費用の財源とする。

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