東京都女性ベンチャー経営者の支援 4期キックオフイベント開催

東京都女性ベンチャー成長促進事業(APT Women)は、2019年9月6日、第4期のキックオフイベントを開催した。APT Womenは、2017年度に開始された東京都の施策で、起業や経営者としての成長をめざす女性に対して提供する支援プログラム。会社経営や事業拡大に必要な知識やスキルを提供するとともに、起業家同士や協力者・支援者との出会いの場を提供し、連携を作ることを目的としている。

半年間の短期集中型のプログラムだが、国内での研修と海外販路の拡大を目指した派遣事業を行う。これまでの参加者のうち、複数名が億円単位の資金調達に成功した。また、大企業との連携は50社を超え、海外進出も20件以上という実績がある。東京都知事の小池百合子氏は、「全体を眺める鳥の目、ミクロを観察する虫の目、社会の潮目を見る魚の目の3つの目を意識し、ビジネスに生かしてほしい。皆さんが羽ばたくことで、東京が持続可能に成長できるよう、引き続き応援したい」と挨拶した。

第4期の支援対象には、全国から40人が選ばれた。タスカジ(東京都港区、月刊事業構想2019年1月号参照)代表取締役和田幸子氏、ムスカ(東京都港区、月刊事業構想2019年2月号参照)代表取締役CEOの流郷綾乃氏などのほか、事業構想大学院大学の修了生で137(東京都港区、関連記事)代表取締役社長の黒田千佳氏もプログラムに参加する。

atwemen1909.JPG