大鵬薬品 国内ヘルスケアベンチャーに照準のCVCを設立

大鵬薬品工業は、コーポレートベンチャーキャピタルとして大鵬イノベーションズ合同会社を設立したこと2019年6月11日に発表した。当初の投資規模は10億円。2016年に米国カリフォルニア州に設立したTaiho Ventures,LLCに続く2番目のコーポレートベンチャーキャピタルとなる。

がん治療薬候補を持つ企業を中心に、国内外のバイオベンチャーに投資するTaiho Venturesに対し、大鵬イノベーションズは国内の医療関連領域、コンシューマーヘルスケア領域、異業種との連携による新たなヘルスケア領域をターゲットとしている。起業準備の段階を含む早期ステージからの共創を目的に投資を行う計画だ。大鵬薬品の社内で研究開発中の化合物などを、社外で活用するケースも視野に入れており、双方向のオープンイノベーションを目指す。

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