国交省 「日本風景街道」の再活性化に向けた提言をまとめる

国土交通省は、2018年8月27日、日本風景街道の発展に向けて」と題する提言を公表した。日本風景街道は、2006年4月の日本風景街道戦略会議による提言をもとに、地域ブロックごとに設置された「風景街道地方協議会」が登録を始めたもの。現在は141ルートが活動している。

登録開始から10年以上が経過し、道路と景観、観光に関する関連法制度が充実したこと、訪日外国人観光客の増加で景色の良い街並みの整備に対する機運が高まっていることなどから、有識者懇談会での検討を進めていた。今回の提言では、発展に向けた具体的取組の方向性として、(1)活動の活性化、(2)交流連携の推進、(3)活動環境の整備、の3つに分類し、施策を挙げている。

今回の提言のポイントとして、景観の整備・保全のためのステークホルダーによる情報発信・共有、道の駅と連携し、関係者同士の交流を持つこと、などが挙げられる。また、登録された景観を維持するモチベーションと認知度向上のための表彰制度の導入や、持続可能な活動に向けた支援体制の構築などを提言している。

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