ポート、福岡県那珂川町 転出・転入理由調査アプリをリリース

ポート(東京都新宿区)と福岡県筑紫郡那珂川町は、人口動態調査に向けた転出・転入データの分析アプリケーション「ゆくくる」をリリースしたことを2018年8月21日に発表した。住民の転出・転入の背景や理由を調査し、将来の施策に反映する狙いだ。

リリースしたアプリをインストールしたタブレット端末を那珂川町役場窓口に設置し、転出届または転入届を提出する人を対象に、手続き完了までの待ち時間を使ったアンケートへの任意協力を依頼する。転出・転入の背景を探ることが目的の調査で、所要時間は5~10分程度となる。収集したデータに基づき、転出・転入に関する「住民の本音」を分析する。得られたデータをまちづくり戦略に反映し、将来的な那珂川町の転出抑制へと繋げていくことが目標だ。

ポートは、那珂川町での取り組みを様々な地域に拡大することを検討している。各自治体の横断的なデータ解析への展開も視野に入れながら、転出入に関する人口動態のデータベース化を目指す。

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