キュア・アップ、自治医科大 高血圧治療アプリの臨床研究を開始

キュア・アップ(東京都中央区、月刊事業構想2018年1月号参照)は、自治医科大学と、高血圧治療アプリの共同開発・臨床研究を開始した。2018年6月25日に発表した。両者は、アプリの利用と、高血圧・生活習慣の改善との関係を評価し、アプリの有効性を検証するため、多施設臨床研究(患者数は140名を予定)を2018年6月から開始した。

 

キュア・アップは、疾患治療用の医療機器としてのアプリ「治療アプリ」の研究開発を実施している。高血圧治療アプリは、既に治験を開始しているニコチン依存症治療用アプリ、多施設での臨床研究が始まっている非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療アプリに続くもの。

高血圧治療アプリでは、IoT血圧計による血圧測定・モニタリングと、生活習慣ログなどのデータから、個人の血圧特性と生活習慣を自動分析し、最適な治療ガイダンス(食事、運動、睡眠などに関する知識や行動改善を促すための情報)を提供する。患者データは主治医を共有でき、診療に生かしたり、適切な血圧管理につなげたりできる。

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