釜石市、LIFULLなど、空き家の民泊転換で地域活性化を目指す

 

岩手県釜石市、LIFULL、楽天LIFULL STAYは、2017年12月6日、釜石市の地域経済活性化を目的に、空き家利活用を通じた地域活性化連携協定を締結した。

 

釜石市は、2019年9月開幕のラグビーワールドカップ2019日本大会の12開催地の1つに選定されており、観戦者を迎えるための対応を進めている。3者は、今回の協定に基づき、釜石市における空き家などの利用と観光需要の創出を進める。また、地域で空き家の利用を推進する人材育成にも取り組む。

 

LIFULLグループは、自社ビジネスである不動産・住宅に関する知見や、国土交通省の採択事業でもある「LIFULL HOME'S空き家バンク」( 関連記事)などを使って、釜石市の空き家情報を集約し、全国に発信する計画。同時に、自社の社員を「地域おこし企業人」( 月刊事業構想2017年8月号参照)として派遣し、空き家の管理や利用に関する事業モデルの検証、事業開発をサポートする。

 

楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY(関連記事)は、民泊に関する知見を生かして、空き家を利用した民泊のモデルケースを作る。具体的には、空き家の民泊施設への転換、運営支援、集客・マーケティング支援などを通じ、宿泊環境の面から、釜石市を訪れる観光客を増やすことを目指す。

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