エンカレッジ、発達障害などの大学生支援スマホアプリを公開

 

エンカレッジ(大阪市)は、発達障害などで大学生活に困難を抱える大学生を支援するスマホアプリ「Booster」を2017年10月10日に公開した。困っている学生と教職員とをアプリでつなぎ、学生が適切な支援を得られるようにしたもの。

 

日本学生支援機構の調査によると、発達障害のある学生数は2016年度には4150人、精神疾患のある学生数は6775人となっている。また、障害の診断はなくても、支援を必要とするにもかかわらず、周囲にそれを伝えられない大学生が存在することは知られている。そのような学生は、学業が継続できず、中退してしまう可能性が高くなる。

 

Boosterは、学生がスマホでスケジュール、授業の出欠、レポート提出や試験対策について自己管理しながら、チャット機能などで教職員からサポートを受けられる機能を持つアプリ。エンカレッジは2016年10月にBoosterのWeb版をリリースした後、10カ所の大学でトライアルと改良を行い、スマホ版をリリースした。

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