アトツギ甲子園 苗木生産のグリーンエルムが最優秀賞受賞
経済産業省は2023年3月6日、全国の中小企業の後継者・後継者候補(アトツギ)が家業を活かした新規事業プランを競うピッチイベント「アトツギ甲子園」(月刊事業構想2023年4月号参照)の決勝大会を開催した。最優秀賞(中小企業庁長官賞)には苗木生産会社グリーンエルム(大分県日出町)の西野文貴氏が選ばれた。
西野氏は「植生調査から植樹までの森づくり、誰もが参加できる『新しい里山シェア』のカタチ」をテーマにプレゼン。苗木生産会社の家業と自身の林業博士号を組み合わせて、森づくりコンサル業を開始しており、CSR市場と森づくりを繋ぎ合わた新しいビジネスモデルの提案が高く評価された。
このほか優秀賞には、強化ファイバーシートを使った次世代型膜天井を提案したマクライフ(岡山県)の牛垣希彩氏、縫製職人のネットワークを活用したクラウドアトリエサービスを展開するヴァレイ(奈良県)の谷英希氏、愛犬連れ宿泊者にフォーカスした温泉宿づくりに取り組む小松屋(静岡県)の望月敬太氏、肢体不自由者向けの就労支援サービスを構想するテクノツール(東京都)の島田真太郎氏が選ばれた。
アトツギ甲子園最優秀賞のグリーンエルム・西野文貴氏(中央)