「サトウのごはん」需要拡大で工場拡張へ 「不足」喧伝で品不足の米売場でも活躍

(※本記事は「食品新聞」に2024年8月26日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

「サトウのごはん」が工場で作られている様子
フル生産が続く「サトウのごはん」(サトウ食品・聖籠ファクトリーで)

パックごはんの需要拡大が止まらない。

首位ブランド「サトウのごはん」を展開するサトウ食品(新潟市)では、今春に完了したライン増設だけでは追い付かず、工場の拡張を決めた。

「家庭における非常用の備蓄食だったパックごはんは、いまや常備食、日常食になってきた。食卓出現率も非常に高まっている」。8月22日の新商品発表会で、社長の佐藤元氏が力を込めた。

同社によれば、炊飯器の昨年の国内出荷台数は470万台。2010年に比べて160万台減少した。この間に「サトウのごはん」の販売数は約2.3倍の3.2億パックに躍進。昨年も前年比約11%増と伸びが加速している。

佐藤社長の顔写真
佐藤元(はじめ)社長

「人口減とともに、家族単位も変わってきたなかで、家庭における炊飯の在り方が変わってきたということだと思う」(佐藤社長)。

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