地域中小企業の課題解決へ 熊本市がオープンイノベーション事業を開始

熊本市は2023年1月12日、オープンイノベーションプログラム「XOSS MATCH」を開始したと発表した。市内中小企業が抱える課題等に対して、先進的な技術やアイデアを有する全国のスタートアップ等とのマッチングを図るプログラムで、地域課題解決や熊本発の価値共創実現を目指す。

 

プログラムには市内9事業者が参加。例えば有名割烹の郷土料理青柳(月刊事業構想2022年1月号参照)は「飲食店DX」、生花販売等を手掛けるビューティ花壇(月刊事業構想2021年12月号参照)は「フラワービジネスの新たな取り組み」、サッカーJ2のロアッソ熊本は「もっとファンに愛されるクラブチーム」をテーマに共創相手を募集する。

 

全国各地で行われているオープンイノベーションプログラムは大企業主導なのに対して、「XOSS MATCH」は熊本市に事業所をもつ「売上3億円以上もしくは従業員数30人以上」を対象とし、中小企業でも参加しやすいようにした。応募に際してはスタートアップだけでなく個人や副業人材もエントリー可能。

 

プロジェクト提案の事前応募は1月29日、本応募は2月26日締切。1月16日にリアル/オンラインの説明会を開く。

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