日立 シニアの「社会参加」アプリで新事業を立ち上げ

日立製作所は、データに基づく介護リスクの予測や介護予防のための行動介入を支援する新事業を立ち上げる。2022年2月15日に発表した。日本老年学的評価研究機構(JAGES機構)との共同研究のもと、シニアの社会参加行動をデジタルツールで測定する。

事業の中核ツールとして、シニアの社会参加を促進するスマートフォンアプリ「社会参加のすゝめ」を2022年春にリリースし、一般向けに無償公開する。外出・行動状況の測定・見える化や、そのデータに基づいた健康アドバイス、JAGES機構の先行研究に基づくコンテンツ配信などを提供する。

今後、取組に賛同する企業や自治体などを幅広く募り、「社会参加のすゝめ」を通じて連携する。アプリを通じた介護予防効果をシニアに還元できるサービスなど、シニア社会参加を促進するより良い仕組みの開発と社会実装を加速し、「人生100年時代」における健康長寿社会の実現に向けたエコシステムの構築に取り組んでいく考えだ。

高齢者_ウェルネスイメージ