ウィラーとティアフォー、自動運転事業において連携を開始

WILLER(ウィラー)とティアフォーは、2023年11月1日、自動運転事業に置いて連携を開始したと発表した。新たに導入する自動運転バスと、既存の地域交通や福祉・教育分野の事業者が提供する域内移動サービスとの連携を通じて、地域交通全体の利便性を高め、持続可能なものにする。そして、地域の移動総量が増加することによる地域経済の活性化を目指す。

両社の分担は、まずWILLERがモビリティサービスの開発、遠隔監視を含めたオペレーションシステムの開発、アプリ開発などを担う。ティアフォーは、2023年10月に道路運送車両法のレベル4認可を取得した自動運転システムの技術とノウハウを活用した自動運転車両を提供する。

2023年度は、国土交通省の令和4年度「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」に採択された秋田県大館市、新潟県佐渡市、鳥取県鳥取市において実証実験を実施予定。利用者・本数ともに少ないバス路線を自動運転バスに置き換えることによるニーズや課題を検証し、新しいビジネスモデルの創造につなげる。このような地域での課題検証を踏まえて、2025年度には約10エリアでの実用化を目標としている。

バス停イメージ