石油天然ガス・金属機構が「エネルギー・金属鉱物資源機構」へ名称変更

2022年5月20日、「安定的なエネルギー需給構造の確立を図るためのエネルギーの使用の合理化等に関する法律等の一部を改正する法律」がに公布された。改正法には、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)のエネルギー・金属鉱物資源機構への名称変更と、機能強化が含まれている。

機能強化として、国内外における水素・アンモニアの製造・貯蔵事業への出資・債務保証、二酸化炭素回収・貯留(CCS)事業への出資・債務保証と適地調査、日本周辺海域における洋上風力発電に必要な地質構造調査、レアメタルなどの金属鉱物の選鉱・製錬事業への出資・債務保証が業務に加わった。改正法は公布から6か月以内に施行され、新業務を開始することとなっており、業務開始に向けて準備を進める。

海外における地熱の探査事業への出資、省エネ法等に基づく情報提供などについては、2023年4月1日に施行され、業務を開始する予定だ。

名称変更に伴い英文名称もJapan Organization for Metals and Energy Securityへ変更する。ただ略称については産資源国で認知され、浸透していることから、引き続き「JOGMEC」とする。

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