第10回ディスカバー農山漁村の宝アワード 優れた地域資源の公募を開始
農林水産省は、「ディスカバー農山漁村(むら)の宝アワード」として、農山漁村の可能性を生かした地域の活性化や所得向上に向けた取組を募集している。応募の受付は2023年8月27日まで。応募資料を有識者懇談会で審査し、30地区程度を優良事例として選定する。これらの事例の中から、最も優れた取組を「グランプリ」、分野ごとに先鋭的な取組を「特別賞」として選定し、表彰するほか、団体部門ではビジネス・イノベーション部門とコミュニティ・地産地消部門の優秀賞、個人部門でもその優秀賞を選定し授与する予定だ。
募集の対象になるのは、地域において新たな需要を発掘・創造したり、地域資源の有効活用によって、農林水産業と地域の活力創造につながる活動だ。(1)農山漁村の次世代への継承、(2)幅広い分野・地域との連携による農林水産業・農山漁村の再生、(3)国内外の新たな需要に即した農林水産業の実現、のいずれかに該当する取組を求めている。アワードに選ばれた地区には、選定証の授与、特設Webサイトへの掲載、交流会への参加資格などが与えられ、自らの取組を全国に発信することが可能になる。
募集の詳細、応募申し込みはこちらから。
2022年度(第9回選定)では団体・個人合わせて37地区が選定された(関連記事)。この37地区からさらにグランプリ、優秀賞、特別賞を決定した。第9回のグランプリは沖縄UKAMI養蚕(沖縄県今帰仁村)、優秀賞は高知県四万十町の四万十ドラマなどが受賞している。