IOWN構想実現に向けた最新技術を紹介 NTT R&Dフォーラム今日から開催
NTTは11月16日から19日まで、グループの最新の研究開発への取り組みを紹介する「NTT R&Dフォーラム2021」をオンラインで開催する。NTTが提唱する新たなネットワーク・情報処理基盤「IOWN構想」を実現するための主要技術やグループの最先端技術など約100点を展示する。
展示技術はネットワーク、UX/UI・デバイス、セキュリティ、コンピューティング、環境・エネルギー、基礎研究の6分野。ネットワーク分野では、低軌道・静止軌道衛星とHAPS(高高度プラットフォーム)、地上5G・6Gを統合した宇宙統合コンピューティング・ネットワークや、遠隔拠点間で公平な通信遅延環境を実現するゲーミング向けレイヤ1通知パス遅延調整技術などを紹介。IOWNを支えるコンピューティング技術分野では、次世代メディア処理AI「MediaGnosis」や分身AIアバター「Another Me」などを展示する。
UX/UI・デバイス分野では、遠隔地に音声、映像、振動を同時に送り合う双方向遠隔コミュニケーションシステムや、ユーザー個々人に適した音空間を作り出す「パーソナライズサウンドゾーン」を紹介。このほか、藻類や魚介類へのゲノム編集を応用した海洋中のCO2変換技術など、様々な最新技術を集めている。会期中には澤田純社長による基調講演や、インテルやソニーなどのIOWN Global Forumメンバーが参加するトークセッションも行う。
詳細および参加登録はhttps://www.rd.ntt/forum/から。
遠隔拠点間で公平な通信遅延環境を実現するゲーミング向け遅延調整技術
次世代メディア処理AI「MediaGnosis」