大和証券グループ pafinに出資、Web3関連ビジネスで業務提携の検討も開始

大和証券グループ本社とpafin(東京都千代田区)は、Web3関連ビジネスにおける事業推進に向けた業務提携の検討を開始する。2023年8月4日に発表した。pafinは暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営する企業だ。業務提携に先行して、大和証券グループ本社はpafinが実施した第三者割当増資を引き受けた。

pafinは暗号資産の損益を管理するサービスを2017年12月に立ち上げ、2023年6月にはブロックチェーン上の取引や資産状況を可視化できるWeb3の家計簿サービス「defitact」をリリースしている。大和証券グループは早期からWeb3に着目しており、2022年2月には中核子会社の大和証券で、ブロックチェーン技術を活用したデジタル証券であるセキュリティトークンを事業化。これまで226億円を引き受け、国内で最大のシェアを持つ。

提携を通じて、大和証券グループ本社の金融ノウハウとpafinのWeb3に関わる技術力を融合させ、それぞれが展開する事業における協業やWeb3領域での事業の共同開発などを進めたい考えで、詳細な内容の検討を開始する。