ソニー グループで連携したスタートアップ育成、abaを伴走支援
ソニーは、「あらゆる人に起業の機会を。」をコンセプトに、スタートアップの創出と事業運営を支援する「Sony Startup Acceleration Program(以下、SSAP)」を2014年より社内向けに、2019年からは社外にも展開してきた。また、2022年8月からは革新的なテクノロジーをもつスタートアップ企業に投資し、ビジネスをサポートするSony Innovation Fund(以下、SIF)との連携も開始した。この連携では、SIFの投資先を対象に、経営に関するアドバスをしたリ、グループ内向けの施策を含めたプロモーション支援、開発環境や共創の場を提供している。
SSAPとSIFの連携支援による初の事業化案件として、aba(千葉県船橋市)は2023年10月30日、排泄センサー「Helppad2」を発表した。「Helppad2」の開発にあたり、 SIFがabaに出資し、SSAPが商品のデザインやカスタマーサポート対応、品質保証などについてアドバイザリーによる支援を行っている。
排泄ケアシステム「Helppad2」は、主に介護施設で自立して排泄ができない寝たきりの方を介護する際に使われている。ベッドに敷くだけでおむつの中の尿と便を「におい」で検知するプロダクトで、おむつを開けずに排泄の有無が分かる。利用者のデータを収集・解析し、排泄のタイミングやパターンを明確にすることで適切な排泄ケアが可能となり、介護スタッフの負担軽減とご入居者のQOL向上に貢献する。 abaは「Helppad2」を通じて介護施設で働く人の負担を減らし、要介護の方々も快適に過ごせるような世界を目指す。
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