あんぱんの木村家 創業160年へ向け、2ブランドを「木村屋總本店」に統一

明治2年(1869年)創業のあんぱんの元祖として知られる銀座木村家(東京都中央区)と木村屋總本店(東京都江東区)は2026年4月4日、同日よりブランドを統合し、店名を「木村屋總本店」に一本化したとを発表した。これに伴い、銀座4丁目に店舗を構える「銀座木村家」は「木村屋總本店 銀座本店」へ名称を変更し、主力商品のパッケージも順次刷新する。創業160周年を3年後に控える節目に向け、木村屋が受け継ぐ伝統の技術と価値を融合し、日本独自の「おもたせ文化」のさらなる発展を目指す。

「木村屋總本店」の新パッケージ

統合の背景には、顧客にとっての分かりやすさの追求がある。木村屋グループでは近年、銀座の旗艦店を運営する「銀座木村家」と、直営店・ホールセール部門を担う「木村屋總本店」の2ブランドが併存していた。2年前に木村光伯氏が両社の代表取締役社長を兼任したことを機に検討を重ね、ブランドの一本化により一貫したサービスと価値提供が可能になると判断した。

統合後は、銀座本店を伝統の象徴として位置づけ、「酒種あんぱん」の製法を守る拠点とする一方、直営店やスーパー・コンビニエンスストア等を通じた販路で全国への浸透を図る。また、贈った相手とともに楽しむ「おもたせ」に適したギフト商品の共同開発も予定している。

代表取締役社長の木村光伯氏は「『日本のパン文化をもっと豊かに』というパーパスをあらためて定義しました。家族のかたちや価値観が変化するなか、若い世代や海外の方々にも日本文化として楽しんでいただける発信を強化し、3年後に控える創業160周年に向けて、日本のパン文化の魅力をより広く届けてまいります」とコメントしている。