ヤマハ 米ベンチャーキャピタルファンドへ出資、スタートアップとの協業加速
ヤマハは2024年6月6日、米国のベンチャーキャピタルCounterpart Ventures(米国サンフランシスコ)が募集するファンドへの出資を決定したと発表した。ヤマハはスタートアップ企業との協業を加速し、事業開発を強化するため、2024年4月に米国シリコンバレーに新たな事業開発拠点を設置している。
Counterpart Venturesは、米国を中心に主にBtoBおよびBtoBtoC領域のスタートアップ企業への投資を行うとともに、経営に参画しハンズオンでのサポートを行っている。また、出資元企業に対するスタートアップ企業の紹介や事業開発支援を強みとしている。ヤマハは同社のファンドへの出資と、同社の支援を通じて、スタートアップ企業探索ノウハウの蓄積や、協業による事業開発力の強化を目指していく。
また、ヤマハはグローバルなオープンイノベーションを加速させるため、2024年4月に米国における事業開発拠点(駐在員事務所)をシリコンバレーに設置した。ファンドへの出資に加え、同社の従業員が現地に駐在することで、Counterpart Venturesおよび現地スタートアップ企業との協業を加速させる。
ヤマハは、現中期経営計画「Make Waves 2.0」で「ポストコロナの新たな社会で持続的な成長力を高める」ことを基本方針とし、同社のアセットと外部先進技術をかけあわせた新しい顧客価値の創造に取り組んでいる。今回のファンドへの出資は、その取り組みの一環となる。
ヤマハが新事業開発拠点を設置したカリフォルニア州パロアルト
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