ディープテック領域に特化した早稲田大学VCが1号ファンド設立

早稲田大学ベンチャーズは2022年8月23日、大学等の研究シーズから新たなスタートアップを創設する、ディープテック領域の創業投資に特化したベンチャーキャピタルとして投資活動を開始したと発表した。8月8日に設立したWUV1号ファンドは56.6億円規模での設立となり、最終的なファンド総額は最大100億円になる予定。 

対象とする科学技術シーズは、早稲田大学のみならず他大学、海外研究機関も対象とし、物理科学、情報科学、生命科学領域に加え、人文社会科学やスポーツ科学といった領域にも取り組み、グローバル・インパクトのある事業を構築していく。WUV1号ファンドでは、科学的ブレークスルーに基づく、世界市場での活躍を前提にしたスタートアップを新たに15社程度、世に出すことを目標にしている。

同社は、会社設立前より事業計画策定から経営チーム組成までの創業に向けた支援を行い、共同創業者として新たにスタートアップを創設し、最初の活動資金提供を行う創業投資に注力する。その後は他のVCの資金も招き入れ、スタートアップを成功に導くとともに、早稲田大学おけるイノベーションエコシステムを実現する先導役となることを目指している。 

早稲田大学ベンチャーズは、2022年4月に設立(月刊事業構想2022年5月号参照)。早稲田大学の建学の精神「早稲田大学教旨」の1つである「学問の活用」を図るスタートアップ企業を創設し育成することで、学問の知見や研究成果を社会に実装し、人類社会の進化と幸福、持続可能性に貢献する事業と産業の創出を目指している。

早稲田大学イメージ

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