出光、種子島石油、西之表市 種子島の公共交通EV化実証へ取組開始

出光興産、種子島石油、鹿児島県西之表市は、種子島における「公共交通のEV化によるサービスステーションにおけるEV関連事業」の共同実証に向け、取組を開始した。2021年11月2日に発表した。

2022年1月の試運転を経て、2月より運行を開始する予定だ。また、これに向けて出光興産は、種子島石油と業務委託契約を、西之表市と共同取組契約をそれぞれ締結した。

共同実証では、現在ワゴン車両を用いて運行している西之表市内の公共交通車両にEVを導入し、車両の充電を種子島石油の運営するサービスステーションなどで行う。EV化によるCO2排出削減効果、公共交通機関維持にかかる自治体の財政負担の低減効果、またサービスステーションにおけるEV充電サービスのオペレーションなどを検証する。カーボンニュートラル社会の実現に向け、EV普及移行期におけるサービスステーションでの充電を含む、EV関連事業モデルを実証したい考えだ。

なお今回の実証は、経済産業省の補助事業「令和3年度次世代燃料供給体制確立に向けた技術開発・実証」に採択されている。

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