スペクティ 本格的な海外展開へ向け15億円を資金調達

AIリアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro」を提供するスペクティ(東京都千代田区)は2023年10月23日、NVenture Capitalをリードインベスターとし、インフォコム、ゼンリンフューチャーパートナーズ、NTTデータ、第一生命保険、みずほキャピタル、未来創造キャピタルの計7社を引受先として、第三者割当増資を行ったと発表した。また、みずほ銀行、りそな銀行、商工組合中央金庫、日本政策金融公庫の計4社の金融機関からのデットファイナンスを加えて、総額15億円の資金調達を完了したと発表した。

今回調達した資金は、スペクティのさらなる発展と本格的な海外展開の推進を目的とした成長投資に振り向ける。今後、同社は成長領域であるサプライチェーンのリスク管理を中心とした製造業・物流業等への危機管理DXソリューションの強化・推進、通信・エネルギー等のインフラ関連やスマートシティ関連ソリューションの強化・推進、災害被害予測技術の強化、東南アジアをはじめとした海外展開の推進などに注力していく。 

スペクティが提供する「Spectee Pro」は、様々なデータを解析し、災害情報をリアルタイムに可視化・予測するクラウド型のSaaS 。自治体の防災領域や報道機関において圧倒的シェアを獲得しており、企業のBCPやサプライチェーンのリスク管理領域でも急速にシェアを伸ばしている。2023年7月時点での顧客数は960超で直近3年間では約3倍、MRRは前年同月比160%以上で推移している。

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