ラピュタロボティクス 新オフィスを開設、ピッキングロボのデモ可能に

ラピュタロボティクス(東京都江東区)は、2022年6月28日、東京都江東区木場に約400平方メートルのデモ施設を併設した新オフィスをオープンした。物流倉庫向けの協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」のデモに活用する。

ラピュタロボティクスは、スイス・チューリッヒ工科大学発のベンチャー企業で、次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発と、これを活用したロボティクスソリューションの開発・導入・運用支援を行っている。協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」のソリューション提供・運用支援を積極的に進めており、2022年4月にはゴールドマン・サックスをリードインベスターする64億1500万円の資金調達を実施した。

同社のロボットは、人間のピッカー(棚から商品をとる人)と共同で、倉庫から必要な商品を選び、出荷する。複数のロボットが最も効率的な順路で移動するため、人間のピッカーが倉庫内を歩いて移動する時間を短縮できる。すでにアスクルなどがラピュタロボティクスのピッキングアシストロボットを物流倉庫に導入している。

新オフィスでは、デモスペースに約20〜25台のピッキングアシストロボットを常備した。効率的な開発のほか、潜在的な顧客にピッキングアシストロボットの実地での利用をデモンストレーションできるという。

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