長崎・五島の洋上風力 公募占用計画認定 洋上風力発電所で国内初

五島フローティングウィンドファームは、経済産業省・国土交通省より、再エネ海域利用法に基づき建設する洋上風力発電所として、国内で初めて公募占用計画の認定を受けた。2022年4月26日に発表した。

戸田建設、ENEOS、大阪ガス、INPEX、関西電力、中部電力の6社が構成するコンソーシアムは、2021年6月11日に「長崎県五島市沖 海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域」における事業者の公募において選定事業者に決定された。五島フローティングウィンドファームは、これを受け、2021年10月6日にコンソーシアムにて設立された合同会社だ。

今後は、促進区域内における浮体式洋上風力発電所の実現に向け計画を進めていく。2022年9月の工事着手、2024年1月の商業運転開始を目指していく考えだ。再エネ海域利用法では、国による洋上風力の促進区域指定を通じ、30年間にわたる長期の海域利用を可能にしている。