冷し中華、気候変動で販売期間を延長 10月中旬まで伸ばすメーカーも
(※本記事は「食品新聞」に2024年9月11日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)
家庭用チルド麺の大手メーカーは、冷し中華など夏季向けメニューの販売期間を延長する。残暑の長期化を想定し、食品スーパーなどで気候に合った品揃えを目指す。
メーカーによっては冷し中華を10月中旬まで販売予定。従来は9月中下旬までに夏物を終売し秋冬商品への切り替えに動いていたが、昨23年夏の記録的な猛暑が端境期の売場を再考する契機となった。業界は未体験ゾーンに踏み込み、涼味商品のポテンシャルを引き出したい考えだ。
上位メーカーの幹部は「近年は10~11月になってもお客様相談室に『冷し中華』はどこに売っているかという問い合わせが少なくない」と明かす。「従来、夏物商材は旧盆(8月中旬)を過ぎるとほとんど売れなくなったが、ここ数年は9月もそれなりに売れる」という。
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