メルカリが新たにリユースサービス開始、新品・中古に続く「第3の市場」狙う

メルカリは2026年7月14日、プロが品質を保証するリユースサービス「m department(エムデパートメント)」の提供を開始した。同サービスはフリマアプリ「メルカリ」とは独立した新たなECサイトで、厳正な審査を通過した専門事業者のみが出店でき、サービス開始時点で88社が参画する。取り扱う商品はすべて検査・修理・クリーニング・真贋鑑定などを経た「整備済み製品(リファービッシュ品)」および「真贋鑑定済みブランド品」で、品質保証や充実した保証・返品体制のもと、高品質な商品を手頃な価格で提供する。

「m department(エムデパートメント)」のアプリ画面イメージ


同サービス開始の背景には、物価高を受けた高額リユース品需要の拡大がある。国内のリユース市場は15年連続で拡大し、2024年には3兆2628億円に達した。特に携帯・スマートフォン(前年比22.4%増)やブランド品(同15.7%増)が成長を牽引している。一方でメルカリの調査では、高額リユース品の購入について約7割が「不安を感じる」と回答しており、真贋や内部の劣化といった品質への不安が購入の障壁となっている。同サービスはこうした不安を解消し、新品・中古に続く第3の市場の確立を目指す。

「エムデパートメント」の特徴としては、専門事業者が検査や真贋鑑定などを行い、品質基準を満たした商品のみを取り扱う。整備済み製品はスマートフォン、タブレット、ノートPC、カメラ・レンズを、ブランド品はバッグ、腕時計、衣類などを対象とする。整備済み製品には発送後180日間の動作保証を付帯し、故障時は修理または交換で対応する。返品は整備済み製品が発送後7〜30日以内、ブランド品が発送後10日以内で受け付ける。「メルカリ」で不要品を売って得た売上金を購入に活用できる点も特徴だ。今後はカテゴリーを順次拡大し、2027年初頭に買取サービスの提供を開始する予定としている。