BearBell クマ目撃共有アプリ「クマップ」を北海道・東北6県で提供開始

国際教養大学の学生によるスタートアップ、BearBell(秋田県秋田市)は2026年7月13日、クマの目撃情報を共有するスマートフォンアプリ「クマップ」を北海道・東北6県で正式にリリースした。利用は完全無料で、iOS/Android両対応。クマによる人身被害や市街地への出没が全国で深刻さを増すなか、住民が持つ「いま・ここ」の情報を必要な人へ届ける仕組みを目指す。

動物目撃情報共有アプリ「クマップ」のアプリアイコン

クマップは、自治体が保有するクマの目撃情報を自動で収集し、住民同士でも共有できるアプリ。現在地や登録したスポット(自宅・学校・職場など)の周辺で目撃情報が投稿されると、投稿から5秒以内に通知が届く点が最大の特長で、行政からの情報を待つだけでなく、住民同士で守り合うことを目指す。

通知を受け取る範囲(距離)は現在地や登録スポットごとに自由に設定でき、その範囲に入った情報だけを届けることで通知過多を防ぐ。また、投稿のメタ情報や写真の品質、AIによる画像解析、近隣の裏付け、他ユーザーからの評価などを総合し、目撃情報の確からしさを0〜100のスコアで可視化する。家族同士をつなぎ、離れて暮らす親や子どもの生活圏の目撃情報を共有できる「ファミリーリンク」機能のほか、公式警報の表示、掲示板、かんたん投稿などの機能も備える。

「クマップ」アプリ画面のイメージ

自治体が公表する目撃情報の反映・通知はリリース時点で東北6県および北海道に対応し、アプリの閲覧・投稿などは全国どこからでも利用できる。BearBellは2026年6月1日から30日にかけて秋田市を中心に実証実験を行い、住民の声を受けてチュートリアルの搭載や通知の拡充などの改善を重ねてきた。今後は自治体オープンデータの取得体制を拡充しながら対応エリアを順次拡大し、将来的にはクマ以外の野生動物や他分野への応用、海外展開も視野に入れる。