内閣府 こども政策DX推進チームを立ち上げ
内閣官房こども家庭庁設立準備室は、2022年12月20日、「こども政策DX推進チーム」を立ち上げた。デジタル技術を活用して、子育て家庭が必要な情報に素早く簡単にアクセスできるようにすること、行政手続きをストレスなく行うことができる環境整備を目指す。同時に、保育園など関連事業者や地方自治体の事務負担の軽減も実現する。
特に優先して取り組むテーマとして、子育て家庭の伴走型相談支援のDX推進を掲げた。妊娠時から産後の育児までの伴走型支援と、子育て世帯とのつながりを強化するための経済的支援を、デジタルベースでシームレスに実施する。こちらは2022年度の補正予算事業となっている。
この他、オンライン化で子育て家庭の手続き負担軽減を目指すとともに、制度的課題も洗い出す。必要があれば法令改正も含めた制度の改善を検討していく。保育園などの基本情報のデータベースを整備し、用途に合わせて必要な情報を特定、また情報の入力方法などを整理する。デジタル庁とも連携して、現場や自治体のニーズに合わせたデジタル化を進める。
チーム立ち上げ後のスケジュールとしては、まず2023年3月に、DX推進チームの取組の工程表を発表する予定だ。成果の出た取組から随時リリースする。さらに必要な予算は2024年夏の概算要求を通じて確保する。チームの活動については2023年秋ごろ策定される「こども大綱」にも反映される。