ハースト婦人画報社、HearstLab 女性起業家への支援活動を開始へ

ハースト婦人画報社(東京都港区)と、女性起業家への投資を行うHearstLabは共同で、日本における女性起業家への支援活動を本格始動する。事業開始は2024年3月8日の国際女性デーを予定している。ベンチャー企業への投資における2%の壁の男女格差解消を目指す。

投資対象となるセクターは、エンタープライズ・テクノロジー、データ分析、フィンテック、ヘルスケア、物流事業、メディア。投資基準として、女性CEO・女性創業者によるスタートアップであること。テクノロジーを活用したビジネスの場合はプロダクトをマーケット展開している、または初期の検証を実証済みであること。物理的な製品の製造・販売を行っていない、バランスシート上に在庫がないB2BまたはB2B2Cビジネスであること、を挙げている。

投資先は公募し、選定された女性起業家は資金投資に加えて、メディア、情報、サービス事業をグローバルに展開するハーストグループとのコラボレーションの機会が得られる。HearstLab独自の、女性起業家たちとの国際的なネットワークづくりやコミュニティへの参加も可能だ。

「HearstLab」は、ハースト婦人画報社の親会社である米ハースト社が2015年から開始したプロジェクト。女性起業家が率いるプレシードからアーリーステージのベンチャー企業に対して、投資と支援を行ってきた。スタートアップの資金調達における男女間格差を埋めることを使命としている。これまで投資した女性起業家は70名以上にのぼり、ポートフォリオの評価額合計は25億ドルに達した。2019年からは米国外でも活動を開始、現在はオランダ、イギリス、スペインの女性起業家にも投資やサポートを行っている。

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