デジタルサイネージ広告に関する新規事業開発に向けた実証実験を開始

三菱HCキャピタル株式会社(以下、三菱HCキャピタル)、AGC株式会社(以下、AGC)、株式会社ジェイアール東日本企画(以下、jeki)の3社は、オフィスビルでのデジタルサイネージ広告に関する新規事業の開発に向けて、1月21日より広告効果を検証する実証実験(以下、本実証)を開始することを発表した。同日、新丸ビルにてメディア体験会も行われた。

本実証は、新丸ビルに就業する三菱HCキャピタルおよびAGCの従業員を対象に、二段階に分けて実施する。第一期(2025年1月21日~2月28日)では、両社が入居するフロアの化粧室に、AGCが販売するディスプレイ一体型ミラー「ミラリア(R)」を設置。これにjekiが構築した配信システムで、広告や天気・ニュース情報を表示する。第一期終了後、三菱HCキャピタルおよびAGCは、従業員への効果測定を実施し、その結果をもとに3社でサービス提供における課題の抽出を行う。
第二期(同年5月1日~6月30日)では、各フロアの化粧室に加えて、オフィスエリア専有部内の他のデジタルサイネージ媒体と連動させ、就業者と広告との接点増加による広告主の出稿ニーズを検証する。また、今後は本実証の結果にもとづき、事業性の検証を進め、2025年度中のオフィス内デジタルサイネージ広告に関するサービス提供の開始をめざすとした。

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実際の様子(編集部撮影)

本実証における各社の役割は以下の通り。
【三菱HCキャピタル】本実証のマネジメント、従業員へのアンケート調査による効果測定
【AGC】「ミラリア(R)」の手配・保守、従業員へのアンケート調査による効果測定
【jeki】配信機器設置、放映オペレーション、広告主営業、調査設計、広告主の出稿ニーズ検証