ロータスリーフ スマホ相談サイト「hasunoha」でAI僧侶問答をリリース

ロータスリーフは、お坊さんにスマホで相談できるQ&Aサイト「hasunoha(ハスノハ)」において、GPT-4を搭載したAI問答システム「AI僧侶問答」をリリースした。2023年11月17日に発表した。ロータスリーフは、グリーや鎌倉新書などでウェブプロデューサーを務めたCEOの堀下剛司氏と、浄土宗光琳寺住職の井上広法氏が共同代表を務める合同会社。

回答するAI僧侶は、優しいお坊さん、老僧、元ヤン僧侶の3人で、それぞれの特徴を生かした言葉で回答する。2011年3月の東日本大震災をきっかけに開設したhasunohaの、10年の運営実績をベースに回答の方向性や相談者への寄り添い方などをAIに学習させた。仏教の教義の提供よりも、現代において悩み苦しむ人にAIでどこまで向き合い、勇気づけることができるのか突き詰めることをテーマに実装したという。今後も、AIのバージョンアップにあわせて改良していく。

hasunohaは、相談者の悩みに僧侶が回答するサイトで、アクセス数は月間100万弱。回答者の僧侶の登録数は300人超で、相談を希望する人に対し、回答者が足りない状況が続いている。AI僧侶が、比較的シンプルな質問や相談を担うことで、より多くの相談機会を提供することを目指す。AIを通して仏教的な価値観を感じる人を増やし、そこから本物の僧侶や仏教への関心を高めていきたいという。

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