アステナミネルヴァ 旅先でふるさと納税ができる「ふるさとNow」をリリース

アステナミネルヴァ(石川県珠洲市)は2022年9月28日、ホテルや観光施設などに設置したタブレット端末を通じて、所在自治体に直接ふるさと納税ができる現地決済型サービス「ふるさとNow」をリリースしたと発表した。同サービスにより、ふるさと納税制度の複雑さから利用を避けていた人も気軽にアプローチできるようになり、納税者にその場で返礼品を手渡すことで、自治体側の配送・梱包コストの削減にも寄与できる。

「ふるさとNow」は、地域の域外の人々が現地に赴いた際に、気に入ったその場で納税ができ、その場で返礼品を受け取れるサービス。現地で体験が可能な宿泊、道の駅、レジャーなど、幅広い業種での導入が可能となっている。同サービスを導入する自治体・事業者には導入初期費用・月額料金は発生しないが、自治体は決済代行者との契約が必要。決済アプリがインストールされたタブレット端末が、希望する施設に無料で貸与される。 

アステナホールディングス(月刊事業構想2021年11月号参照)が本社機能の一部を置く石川県奥能登一帯は、人口減少による過疎化が顕著な地域だが、同社は持続可能な地域を目指し、「人材育成・教育」「事業投資」「地域連携と企業誘引」を柱に、様々な新規事業を展開。今回、同社単独の事業だけでなく、地域との連携が重要だと捉え、「ふるさとNow」の開発を行った。

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