グラミン日本、KAKEAI 困窮者支援でICT活用の取組を開始

グラミン日本(東京都中央区)とKAKEAI(東京都港区)は、「貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会を創るための包括的連携協定」を締結し、貧困・生活困窮者支援のためにICTを活用した新たな取り組みを開始した。2022年4月6日に発表した。

KAKEAIは、コミュニケーションの質の改善を強みとするスタートアップ。人と人とのコミュニケーションにおいて、立場や経験の違いによって生じがちなズレを改善する複数の特許やテクノロジーを用いて、一般企業の上司部下の間における継続的な面談(1on1)を支援するクラウドシステム「Kakeai」を提供している。

2021年に実施したグラミン日本の就労支援プログラムにて「kakeai」の提供を行っており、一般企業に提供する場合と同様の効果が確認できた。今回の協定により、「kakeai」を、グラミン日本が行う困窮者の伴走支援において活用する。グラミン日本の目指す支援方法に沿った形へと、1on1クラウドKakeaiの改善等を行い、支援ノウハウを蓄積・活用できる状態を目指していく考えだ。