芝浦工大 ARスポーツ「HADO」を体育の授業へ導入

meleap(東京都千代田区)は、2022年4月より芝浦工業大学の体育科目の授業へ同社のテクノスポーツ「HADO」が導入されることを、2022年3月15日に発表した。「HADO」が大学の授業に導入されるのは、日本で初めて。

「HADO」はヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着して対戦するARスポーツ。自らの手でエナジーボールやシールドを発動させ、フィールドを自由に移動し、仲間と連携しながら最大3対3で対戦を楽しむ。テクノロジーを駆使することによって体力や筋力といった身体能力による差が生まれにくく、老若男女問わず楽しめる点が大きな特徴だ。

芝浦工業大学では、体育教育と情報工学分野を融合した魅力的な新スポーツを学生が考案する、という体育科目について研究している。授業への導入で、UI/UXデザインやゲーミフィケーション技術を活用した魅力的な新スポーツの考案、そのためのデバイスやシステムの構築、そして個人の身体能力だけによらないスポーツを検討するという経験を学生に提供する。

これにより、多様性のある包括的な社会について身近に考え、具体的に取り組む機会を学生に体験させる。さらに、プレイ中の運動強度の分析や導入による教育効果の検証などを行い、情報工学を融合した体育授業を設計していく考えだ。

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