東京都 育児休業の愛称「育業」に決定

東京都の「こどもスマイルムーブメント」は、2022年6月29日、育児休業の愛称を「育業(いくぎょう)」とすると決定した。東京都では、「育休」を社会の宝である子供を育む期間と考える社会のマインドチェンジに向けて、育児休業の愛称を4月28日~5月30日にかけて募集(関連記事)。8825件の応募があった。

愛称の説明として、「業」には「努力して成し遂げること」という意味があり、育児は正に育「業」であるとした。職場の理解が必要な育児休業は、多くの人が協力し合う「育業」であるという。育休を、育児のために仕事を休むのではなく、大事な仕事である育児に取り組む期間であると考える変革を進め、男女を問わず望む人誰もが「育業」できる社会を目指す。

愛称の決定と併せて、東京都では「育業」の趣旨に賛同し、育休取得促進に取り組む企業・団体や、愛称を活用したキャンペーンを行う企業・団体を募集する。今回の愛称の選考委員は、青野慶久・サイボウズ社長、池本美香・日本総合研究所上席主任研究員、田中里沙・事業構想大学院大学学長など9人がつとめた。

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