岩谷産業、川重、関電、丸紅 日豪水素サプライチェーン事業化調査へ合意

岩谷産業と川崎重工業、関西電力、丸紅の日本企業4社と、オーストラリアを拠点としたエネルギー・インフラ企業Stanwell Corporation、APT Management Servicesの2社は、再生可能エネルギー由来の水素を大規模に製造・液化して日本へ輸出するプロジェクト「Central Queensland Hydrogen Project」の事業化調査を共同で実施することに合意した。2021年9月15日に発表した。

豪州クイーンズランド州グラッドストン地区において、地元の豊富な再生可能エネルギーを活用して液化水素を大量生産し、日本へ輸送する事業。長期安定的、かつ安価な水素製造と供給を目指しており、2026年頃には100t/日規模以上、2031年以降には800t/日以上の水素生産規模を想定する。生産した水素は、オーストラリアの需要先にも販売する。なお岩谷産業とStanwell社は2019年から、大規模なグリーン化水素の製造と対日輸出に向けた調査を実施している。