酪農DXのファームノート 明治HDから資金調達

ファームノートホールディングス(北海道帯広市)は2023年8月2日、明治ホールディングスを引受先とする第三者割当増資により資金調達を実施したと発表した。ファームノートのデジタル技術と明治の知見・アセットを掛け合わせ、呼気メタンやふん尿処理をはじめとする温室効果ガス(GHG)排出量削減の取り組みを推進していく。 

ファームノートはクラウド牛群管理システム、牛向けウェアラブルデバイス、牛遺伝子検査サービスなどを展開し、酪農現場における生産性向上やスマート酪農を推進するスタートアップ。実証実験の場として自社牧場も経営する(月刊事業構想2023年8月号参照)。

酪農では、乳牛の呼気メタンやふん尿処理中に発生するGHG削減が課題となっている。両社は今回の資本業務提携により、牛個体のGHG排出量をリアルに測定、変化を分析できるソリューションの開発に取り組む方針。また、アニマルウェルフェアなどGHG排出以外の社会課題解決にも取り組み、持続可能な酪農の実現を目指していく。

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牛群管理アプリ「Farmnote Cloud」