ダノン 基幹工場を2028年に1.5倍に拡張、主力ブランドの生産体制強化へ

ダノンジャパン(東京都目黒区)は2026年5月8日、群馬県館林市にある自社工場の延床面積を約1.5倍に拡張すると発表した。投資総額は150億円以上で、約7000平方メートルを増築する。増築後の延床面積は約2万2400平方メートルとなる見込みで、2028年に新たな生産体制の稼働を開始する。

(左より)ダノンジャパン営業本部長 竹渕智也氏、ダノンジャパン館林工場長 後藤貴裕氏、在日フランス商工会議所 理事 フランソワ ザビエ・リエナール氏、群馬県副知事 大塚康裕氏、ダノンジャパン代表取締役社⻑ ロドリゴ・リマ氏、館林市長 多田善洋氏、新井組 代表取締役社長 馬場公勝氏、ダノンジャパン オペレーション本部長 グザビエ・デプレ氏、ダノンジャパン調達部長 藤原祐輔氏、ダノンジャパンMiraiプロジェクト部長 スージー・シャ氏

ダノングループは日本を重要な成長市場と位置付けており、今回の投資は国内生産体制強化の一環。同社は日本のヨーグルトおよび乳酸菌飲料市場において、2025年には2018年比で約40%のシェア拡大を達成した。「ダノン ビオ」「ダノン オイコス」「ダノン ヨーグルト」を中心とする主力ブランド群の需要拡大が続いており、多様化する健康ニーズに機動的に応えるため、生産基盤の強化が不可欠と判断した。

館林工場は2002年の設立以来、国内販売するヨーグルト製品の全量を生産してきた基幹拠点である。今回の拡張により、50~100名程度の新規雇用創出を見込み、地域経済への貢献も期待される。設備面では、工場屋根への太陽光パネル設置や、環境負荷の低いアンモニアを冷媒に用いる冷却装置(アンモニアチラー)を導入するなど、サステナビリティに配慮した設計を採用した。

同社代表取締役社長のロドリゴ・リマ氏は「長きにわたり信頼関係を築いてきた館林市において、新たな成長フェーズを迎えられることを大変嬉しく思う。新工場は主力ブランドの安定供給を支えるだけでなく、新たな製品カテゴリーやイノベーティブな製品の製造にも欠かせない施設となる」とコメントした。同社は2020年、食品業界で初めて国際認証「B Corp」を取得しており、2025年11月には館林市と包括連携協定を締結するなど、地域に根差した事業展開を進めている。