アダストリア、エイベックス 連携しメタバースファッションへ参入

アダストリア(月刊事業構想2022年3月号参照)は2022年7月22日、新たにメタバースファッション領域に参入し、今後様々な事業者と連携して事業を展開していくと発表した。連携の第1弾パートナーはエイベックス・グループのバーチャル・エイベックスで、同社と共同でZ世代を中心とした若者に支持されるアダストリアのブランド「RAGEBLUE(レイジブルー)」と「HARE(ハレ)」のアイテムをアバター化する。また、同アイテムを7月23日から8月21日まで開催される「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」に、来場者が無料で着せ替えられるアバター用の洋服(スキン)として提供する。 

「JM梅田ミュージックフェス2022 SUMMER」は、大阪・梅田の街をメタバース空間で再現した阪急阪神ホールディングス主催のイベント。来場者はアバターを通じて参加し、音楽ライブや出演者とのバーチャル握手会、トークショー等の各種イベント、ブース展示、グッズ販売などの様々なコンテンツを楽しめる。今回、メタバース空間で着用できる「RAGEBLUE」と「HARE」のアバターアイテムは、実際に各ブランドが販売しているリアルのアパレルアイテムをメンズ5体、ウィメンズ5体の計10体を用意。来場者はその10体のアバタースキンを無料で着用できる。 

アダストリアはメタバース領域の展開において、まずメタバースファッションの商品提供・販売からスタートし、将来的には、様々なメタバースプラットフォームへの展開や、メタバース内でのコンテンツ提供、イベント開催、IP(intellectual property)などを予定している。

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メタバース空間で着用できるアダストリアのアバターアイテム(イメージ)