ロッテ オーラルフレイル予防へ、咀嚼チェックアプリを開発

ロッテは2023年2月7日、AIによる画像・データ分析を手掛けるAIoTクラウド(東京都江東区)共同で、「咀嚼チェックアプリ」を開発したと発表した。ガムを噛む行為をスマートフォン等で撮影し、生活者の咀嚼能力をチェックする。オーラルフレイル(口の衰え)を手軽で客観的に評価する仕組みの構築により、高齢者等の健康増進につなげる考え。

ロッテは義歯の製作などの歯科診療や保健指導の際に手軽に咀嚼状態をチェックできるツール「キシリトール咀嚼チェックガム」を開発し、2004年から歯科医院専用商品として販売してきた。本製品を使用した咀嚼能力の評価は、専用機器やカラーチャートによって噛み終わったガムの色彩の測定する方法であり、評価結果にバラつきが発生することが課題だった。 

「咀嚼チェックアプリ」は東京医科歯科大学高齢者歯科学分野監修のもとAIoTクラウドと開発。アプリ画面に従いキシリトール咀嚼チェックガムを噛み、噛んだ後のガムを測定用台紙にのせてカメラで撮影、色調を認識して測定結果を表示する。

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ロッテとAIoTクラウドが開発した「咀嚼チェックアプリ」