観光庁 「第2のふるさとづくり」有識者会議を始動

観光庁は、2021年10月27日、初回の「『第2のふるさとづくりプロジェクト』に関する有識者会議」を開催した。コロナ禍で打撃を受けた観光事業者を支援し、地域を活性化させるために、国内観光需要の掘り起こしに向けた検討を行う。

有識者会議では、何度も地域に通うたび、変える旅の推進・定着に向けた検討を行う。冒頭のあいさつで、観光庁長官の和田浩一氏は「コロナ禍の中、観光事業者の事業の継続、雇用の維持など多面的な支援に取り組んできた。しかし、インバウンドの本格的な回復までにはまだ時間がかかると見られるため、国内観光の需要の掘り起こしが必要となっている。地域を暮らすような旅をしたい人が増加しており、大都市で生まれ育った若者の中には田舎にかかわりを持ちたいと希望する人もいる。大都市居住者にとって魅力的な訪問コンテンツを作り、繰り返し特定の地域を訪問するきっかけを作りたい」などと述べた。

有識者会議の座長は 東京女子大学現代教養学部国際社会学科教授の矢ケ崎紀子氏が務める。なお27日の会議では、有識者は全員、オンラインで会議に参加した。

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