JERA、九電、中電 水素・アンモニア燃料発電導入へ検討開始
JERAと九州電力、中国電力は、発電用燃料としての水素・アンモニアの導入に向けて、協業を検討することを定めた覚書を2022年4月20日に締結した。
水素とアンモニアは燃焼時にCO2を排出しない。脱炭素社会の実現のための、化石燃料の代替燃料として期待されており、3社はそれぞれの火力発電所における水素・アンモニアの利用を検討している。ただし、発電用燃料として使用する場合、大量の水素・アンモニアが必要となるため、新たなサプライチェーン構築が必須となる。
そこで覚書を締結し、国内で大規模な火力発電所を運営する3社が協業の可能性を検討することになった。覚書に基づき、国内発電所向け水素・アンモニアの調達費用削減を目的とした共同調達や、輸送・貯蔵手段の確立、政府への働きかけ、他の国内電力会社に対する協議への参画の打診などを行う。