経産省、国交省 持続可能な物流へロードマップを策定

経済産業省と国土交通省は、2022年3月8日、フィジカルインターネット・ロードマップを発表した。これは、2040年に物流のあるべき将来像を実現するための工程表で、「フィジカルインターネット実現会議」で2021年10月から検討していたもの。

インターネットでは、情報を決まった大きさの小さな塊「パケット」とし、そのやりとりを行うための交換規約(プロトコル)を定めることで、回線を共有した不特定多数での通信を実現している。この考え方を、物流の世界にも適用しようというコンセプトだ。

今回のロードマップでは、業界横断的に行うべき取組として、(1)ガバナンス(2)物流・商流データプラットフォーム(3)水平連携(4)垂直統合(5)物流拠点(6)輸送機器、の6つに整理。各項目について、物流資材の標準化・シェアリングや、データ連携のための仕組みの整備、サプライチェーンマネジメントやロジスティクス重視への意識変革など、2040年までに段階的に行うべき取組を示した。

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