ローソン AIを活用したレシート広告を22年3月から配信スタート

ローソンは、会員データとAIを活用したレシートやローソンアプリへの広告配信事業を2022年3月より開始することを2021年10月26日に発表した。

ローソンはこれまで、会員データの購買履歴や性年代・価値観から、対象となる商品に興味を持ちそうな顧客を推測して、レシートへの割引券の印字などを実施してきた。今回の施策では、従来の情報にAIを加えることで、対象商品に興味を持つ可能性がより高い会員を抽出。個々の価値観に合わせた広告デザインやキャッチコピーを用いたレシートを発行する。

8月に実施した新商品実験では、AIを用いた方法で抽出された会員の購入率はレシート広告を出さなかった場合でも会員全体の平均購入率の4倍、レシート広告を出した場合では12倍になった。なおレシート広告は、「ダイエット志向」「癒されたい」「新しいことへの興味が高い」の3種類を用意し、会員の推定価値観に合わせて印字した。