蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ ロスフラワー利用のクラフトジン開発

蒸留ベンチャーのエシカル・スピリッツ(東京都台東区)は2023年8月3日、アップサイクルコレクティブ「LOSS IS MORE」を展開するLOSS IS MORE(岩手県紫波郡紫波町)の第一弾プロダクトとして、毎年5月の「母の日」後に多く廃棄される「カーネーション」を中心とした生花をボタニカルとして使用したクラフトジン「LOSS IS MORE GIN(ロスイズモアジン)」の蒸留を担当したと発表した。

「LOSS IS MORE GIN」は、ロスフラワーをふんだんに使い、さらに複数種の花を用いて香りを作り込むことで、まるで植物園や花屋さんにいるような香りを実現したジン。バラやラベンダー、甘夏の花などの他、全16種のボタニカルにより協奏される重層的な味わいがあり、ソーダ割との相性がよいのが特徴。「花の日」である8月7日より、「LOSS IS MORE」公式サイトほか、エシカル・スピリッツ公式通販サイト、公式ショップ「LOSS IS MORE コンセプトショップ&カフェ」にて販売を開始する。

エシカル・スピリッツは2020年2月設立のベンチャー企業。「循環経済を実現する蒸留プラットフォーム」の構築を目指し、廃棄素材を使用したクラフトジンの生産や、再生型蒸留所を運営している。2022年8月には、サントリーホールディングス等から約2億円の資金調達し、新たな再生型蒸留所の建設と、海外販路のさらなる拡大に注力している。

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