JR東日本 東京駅で自分のワインが保管できるワイン事業を開始

JR東日本グループは2022年11月25日、日本ワインを通じた地域活性化を目指し、日本ワインを貯蔵できる「アニバーサリーワイン」事業を開始すると発表した。国指定重要文化財である東京駅丸の内駅舎の中、東京ステーションホテル内の専用セラー「THE CELLAR」でワインを保管できるサービスで、第一弾は「熟成」に着目し、マンズワインと共同で独自のブレンド比率を検討した同事業限定商品を販売する。また、今後も東日本エリアや全国各地のワイナリーとの連携を目指していくという。 

今回同事業で販売されるのはアニバーサリーワイン限定商品「Souvenir」で、マンズワイン小諸ワイナリー醸造責任者の西畑氏と東京ステーションホテルシェフソムリエの鈴木氏が検討を重ねて開発。ワインの魅力の1つである「熟成」に着目し、数年経過することでさらに味わいが深まるワインになっている。

ワインは、東京ステーションホテル内に新設する専用セラー「THE CELLAR」内で保管される。セラー内は温度・湿度を徹底的に管理し、ワインの熟成に最適な環境とともにセキュリティーも強化しており、安全にワインを保管することができる。なお、現時点では保管できるワインは、アニバーサリーワイン事業で販売するワインのみとなっている。

2018年に定義された「日本ワイン」は「日本国内で栽培されたぶどうを100%使用して日本国内で醸造されたワイン」のことで、その生産量は山梨県、長野県が上位となっており、東日本エリアには多くのぶどう生産者やワイナリーが存在している。JR東日本は、日本ワインを通じて地域活性化を目指し、ワインの魅力の1つである「時間の経過によって味わいが変わること」を感じてもらうため、今回、同事業を開始した。

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