着物を低価格でアップサイクル 京都発スタートアップの季縁

季縁(京都市)は2022年7月11日、着物専用のアップサイクルサービス「キモノヌッテ-kimononutte-」を開始したと発表した。デザインと希望サイズを選択するだけで、ユーザーが所有する着物のアップサイクルをオンライン完結で実現する。個人宅の箪笥などで眠ったままの着物のリメイク・リフォームを通じて、古き良き⽇本の美意識の継承や、サステナブルな社会の実現を目指す。

「キモノヌッテ」では、着物をチュニックトップス、ワンピースなど4種類のデイリーウェアにアップサイクルする。納期は約1.5カ月で、価格は3万円~5万円(税抜)。

季縁によれば、日本国内には行き場がなくなった着物が数千万~数億点規模存在すると試算されるという。同社は京都に本社を置くスタートアップで、着物ドレスのアップサイクルブランド「季縁-KIEN-」を運営。培ったノウハウを活かし、より簡単・気軽に利用できるサービスとして「キモノヌッテ」をリリースした。

キモノヌッテ

着物専用のアップサイクルサービス「キモノヌッテ-kimononutte-」