EVメーカーのLean Mobility 台湾企業連合より28億円を資金調達

日本・台湾アライアンスのEVメーカー、Lean Mobility(愛知県豊田市、台湾)は2024年2月22日、台湾の自動車関連企業連合から総額28億円の出資を受け、都市型小型EVの量産開発の最終段階に入ったと発表した。

今回の資金調達は、都市型小型EV「Lean3」の開発と、グルーバル市場導入の加速が目的。出資企業には台湾の自動車産業を代表する企業である冠和投資、鴻裕投資開発、東立物流股份有限公司が含まれており、これら企業との広範な協力によって、Lean Mobilityは製品開発と量産から市場展開をさらに強化していく。

Lean Mobilityは、トヨタ自動車出身の谷中壯弘氏が2022年に設立。同社が開発する「Lean3」 は、乗用車の約1/3というコンパクトで高機能なキャビンに、姿勢制御というロボティクス技術と自動車の走行技術を高度に融合させており、これにより、都市部での移動効率の飛躍的な向上を目指している。同社は2025年中の市場投入を目指しており、台湾市場でのローンチを皮切りに日本や欧州市場へも展開し、5年目までに5万台以上の生産を見込んでいる。

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